Phantom -Requiem for the Phantom- 第26話 「江漣」 (終)
キャルは悲しくも玲二の腕の中で息を引き取った。残る玲二と江漣を襲うサイスの
最終兵器達との戦いに突入のアニメ「Phantom -Requiem for the Phantom-」の第26話。
「俺は殺す、生きるために殺す」
襲いかかるサイスの配下。梧桐組を制圧した江漣と合流し建物で迎え撃つ二人。
先ずは軽く二人を倒を制圧する。

サイスの存在を感じて自分で幕引きをしようとする江漣。
玲二が囮となり江漣にサイスを探して倒せといって別れる二人。
一方、サイスの眼前へ姿を見せる江漣。
「私はあなたの舞台では踊らない」
そういって、銃を手放す江漣。
サイスがけしかけたゼクスとズィーベに対してナイフでの戦いに挑む江漣。

二人を相手に苦戦を強いられる玲二。
追い詰められる江漣だがナイフをサイスに投げ、そのサイスをかばった隙を突いて倒す。
そしてもう一人も江漣の背後を狙って迂闊に投げたナイフを投げ返して仕留める。

江漣の戦いはあっけなく決着する。
「彼女たちの思考も動きも呼吸も私に与えられた物と同じ。
そう、あなたは私を作った時から、何も変わっていない・・・」
サイスを狙えば何を置いてもサイスを助ける(玲二が波止場でサイスを狙って江漣が
盾になった)というという所でしょうかね?
重機に追い回されて相変わらず苦戦している玲二。
キャルの眠る礼拝堂の中に誘い込んでシャンデリアを落し一人を仕留める。

そしてもうひとりはキャルの懐中時計をトラップにして気をそらした隙に倒す。
「最後まで頼ってすまない・・・キャル」
満身創痍で礼拝堂を後に江漣の元へ。
サイスに銃を向ける江漣。江漣の戦闘能力に舌を巻くサイス。
「言ったはずです、私はあなたを殺しに来たと・・・」
「だがそれは無理な相談だ」と懐の銃を捨てて無抵抗の意思表示をする。
江漣(アイン)は玲二と違い脅威のない人間を命令もなく殺せないと言う。
もし殺してしまえば恐怖と罪悪感で心が壊れてしまうほど意志が脆弱だと。

「私はあなたを殺します、あなたが憎いから・・・
そしてあの人を傷つけたあなたを私は許さない!」
「素晴らしいぞ!アイン 」 江漣に芽生えた強い意志に感動するサイス。
「アインなんて呼ばないで!私は江漣。そう望まれ、そう生きる」
天を仰ぐサイスを撃つエレン。二人の運命を狂わせた元凶とも言えるサイスの死。
倒れ込む江漣を受け止め玲二。全てに決着は付いた。
事の顛末の報告を受けるマグワイヤ。
「我々にはなすべき事がある」
その言葉の真意は・・・

そして玲二達の去った戦いの跡。
真相を知る美緒だけは二人の足跡を見て
「行ってらっしゃい、玲二さん・・・」と、見送る。
そして六ヶ月が過ぎた。
江漣の故郷を探すためにサイスの足跡をたどってきた玲二。
先ずは江漣とサイスが出会った5年前。
香港の施設でウランバートルから来た少女の里親を申し出たという証言を得る。
そしてモンゴルまで来たが素性は分からなかった。
しかし老人から「草原で空を見上げてご覧なさい。きっとそれで確かめられる。
見上げてみれば分かる。あなたがモンゴルの子なら空を忘れるはずがない。
空も雲もあなたの血や骨の中に入っている。見上げてみれば分かる」と聞く。

そしてバスで草原の真ん中へ。
鮮烈な緑と青のコントラスト。江漣は自然と手をかざして空を見上げる。
なにかに納得したように江漣は「もういいわ、ここまでで・・・」という。
草原に見とれる江漣を一人にする玲二。
「間違いだらけで、どんな約束も果たせなかった俺の人生・・・
絶対に守りたい約束・・・
君を笑わせる、本当の笑顔を取り戻す。いつか、きっと・・・」
「ここから先は必要ない・・・何も見つからなくても私にはあなたにもらった名前がある。
あなたと過ごした記憶がある・・・」

これからも江漣の笑顔を取り戻す目的を改めて自分の目的にして笑みを浮かべる玲二。
しかし馬車が背後を追加した刹那、あまりにも無情なサイレンサー銃の発砲音が・・・
「それだけで、それだけで充分に私は生きていける。ただ、それだけで・・・」
玲二が倒れた事を江漣はまだ知らない・・・

流れる雲、草原の風が草花をゆらす。
ただ一発の無機質な薬莢を残して・・・

この悪魔の手のようなシルエットは無慈悲な組織を揶揄したものでしょうか・・・?
サイス軍団が弱すぎ。サイスまできっちり倒して江漣の故郷のモンゴルまでやってきて
なんだかすごく順調な展開だな~と思っていたら大どんでん返し。
「プシュ!」って音がした時に「うわあああぁぁぁ~~~」と思ってしまいました。
正直、この段階で玲二が死ぬのは読んでなかったよ。
またその後の玲二の死を知らない江漣が「Transparent (AA)」の曲の中で微笑んでいる姿の切ない事・・・
マグワイヤが玲二達の事を小事として見過ごすのかと思ったらこれですからね。
賛否両論がかなりありそうな終わりかたでしたが、これもひとつなのかな・・・と。
勿論、個人的には二人で逃げ切って欲しかったですけどね。
しかし作中、美緒が玲二達の足跡を見て、いくら「戻ってくるように」「行ってらっしゃい」と
いってもやっぱり笑顔で送ると言うのは違うかな・・・
そうしたいという望みがあってもやっぱり心配が先に立ってしまうのではないでしょうか?
あと最後の玲二と江漣が離れている時の交互のモノローグ。
玲二はまだこの先に江漣の真の笑顔を取り戻すまであると言っているのに、
江漣はここまで得た物で満足、もう何もいらないと言っているのは、
微妙に二人が見る将来にズレがあると感じました。
もしかしたら満足してもう何時死んでも良いと感じている江漣が生き残って、
まだ生きる意味を明確に持つ玲二が死んでしまうと言うギャップを強調するため
だったのかも知れませんが・・・(深読みしすぎかな?)
全体を通して年齢設定など若干納得いかない所もありましたが、2クール三部構成に
渡ってのしっかりとした物語を楽しませてもらいました。スタッフの方々にも感謝。
そして、せめて江漣には幸あらん事を・・・
最終兵器達との戦いに突入のアニメ「Phantom -Requiem for the Phantom-」の第26話。
「俺は殺す、生きるために殺す」
襲いかかるサイスの配下。梧桐組を制圧した江漣と合流し建物で迎え撃つ二人。
先ずは軽く二人を倒を制圧する。

サイスの存在を感じて自分で幕引きをしようとする江漣。
玲二が囮となり江漣にサイスを探して倒せといって別れる二人。
一方、サイスの眼前へ姿を見せる江漣。
「私はあなたの舞台では踊らない」
そういって、銃を手放す江漣。
サイスがけしかけたゼクスとズィーベに対してナイフでの戦いに挑む江漣。

二人を相手に苦戦を強いられる玲二。
追い詰められる江漣だがナイフをサイスに投げ、そのサイスをかばった隙を突いて倒す。
そしてもう一人も江漣の背後を狙って迂闊に投げたナイフを投げ返して仕留める。

江漣の戦いはあっけなく決着する。
「彼女たちの思考も動きも呼吸も私に与えられた物と同じ。
そう、あなたは私を作った時から、何も変わっていない・・・」
サイスを狙えば何を置いてもサイスを助ける(玲二が波止場でサイスを狙って江漣が
盾になった)というという所でしょうかね?
重機に追い回されて相変わらず苦戦している玲二。
キャルの眠る礼拝堂の中に誘い込んでシャンデリアを落し一人を仕留める。

そしてもうひとりはキャルの懐中時計をトラップにして気をそらした隙に倒す。
「最後まで頼ってすまない・・・キャル」
満身創痍で礼拝堂を後に江漣の元へ。
サイスに銃を向ける江漣。江漣の戦闘能力に舌を巻くサイス。
「言ったはずです、私はあなたを殺しに来たと・・・」
「だがそれは無理な相談だ」と懐の銃を捨てて無抵抗の意思表示をする。
江漣(アイン)は玲二と違い脅威のない人間を命令もなく殺せないと言う。
もし殺してしまえば恐怖と罪悪感で心が壊れてしまうほど意志が脆弱だと。

「私はあなたを殺します、あなたが憎いから・・・
そしてあの人を傷つけたあなたを私は許さない!」
「素晴らしいぞ!アイン 」 江漣に芽生えた強い意志に感動するサイス。
「アインなんて呼ばないで!私は江漣。そう望まれ、そう生きる」
天を仰ぐサイスを撃つエレン。二人の運命を狂わせた元凶とも言えるサイスの死。
倒れ込む江漣を受け止め玲二。全てに決着は付いた。
事の顛末の報告を受けるマグワイヤ。
「我々にはなすべき事がある」
その言葉の真意は・・・

そして玲二達の去った戦いの跡。
真相を知る美緒だけは二人の足跡を見て
「行ってらっしゃい、玲二さん・・・」と、見送る。
そして六ヶ月が過ぎた。
江漣の故郷を探すためにサイスの足跡をたどってきた玲二。
先ずは江漣とサイスが出会った5年前。
香港の施設でウランバートルから来た少女の里親を申し出たという証言を得る。
そしてモンゴルまで来たが素性は分からなかった。
しかし老人から「草原で空を見上げてご覧なさい。きっとそれで確かめられる。
見上げてみれば分かる。あなたがモンゴルの子なら空を忘れるはずがない。
空も雲もあなたの血や骨の中に入っている。見上げてみれば分かる」と聞く。

そしてバスで草原の真ん中へ。
鮮烈な緑と青のコントラスト。江漣は自然と手をかざして空を見上げる。
なにかに納得したように江漣は「もういいわ、ここまでで・・・」という。
草原に見とれる江漣を一人にする玲二。
「間違いだらけで、どんな約束も果たせなかった俺の人生・・・
絶対に守りたい約束・・・
君を笑わせる、本当の笑顔を取り戻す。いつか、きっと・・・」
「ここから先は必要ない・・・何も見つからなくても私にはあなたにもらった名前がある。
あなたと過ごした記憶がある・・・」

これからも江漣の笑顔を取り戻す目的を改めて自分の目的にして笑みを浮かべる玲二。
しかし馬車が背後を追加した刹那、あまりにも無情なサイレンサー銃の発砲音が・・・
「それだけで、それだけで充分に私は生きていける。ただ、それだけで・・・」
玲二が倒れた事を江漣はまだ知らない・・・

流れる雲、草原の風が草花をゆらす。
ただ一発の無機質な薬莢を残して・・・

この悪魔の手のようなシルエットは無慈悲な組織を揶揄したものでしょうか・・・?
サイス軍団が弱すぎ。サイスまできっちり倒して江漣の故郷のモンゴルまでやってきて
なんだかすごく順調な展開だな~と思っていたら大どんでん返し。
「プシュ!」って音がした時に「うわあああぁぁぁ~~~」と思ってしまいました。
正直、この段階で玲二が死ぬのは読んでなかったよ。
またその後の玲二の死を知らない江漣が「Transparent (AA)」の曲の中で微笑んでいる姿の切ない事・・・
マグワイヤが玲二達の事を小事として見過ごすのかと思ったらこれですからね。
賛否両論がかなりありそうな終わりかたでしたが、これもひとつなのかな・・・と。
勿論、個人的には二人で逃げ切って欲しかったですけどね。
しかし作中、美緒が玲二達の足跡を見て、いくら「戻ってくるように」「行ってらっしゃい」と
いってもやっぱり笑顔で送ると言うのは違うかな・・・
そうしたいという望みがあってもやっぱり心配が先に立ってしまうのではないでしょうか?
あと最後の玲二と江漣が離れている時の交互のモノローグ。
玲二はまだこの先に江漣の真の笑顔を取り戻すまであると言っているのに、
江漣はここまで得た物で満足、もう何もいらないと言っているのは、
微妙に二人が見る将来にズレがあると感じました。
もしかしたら満足してもう何時死んでも良いと感じている江漣が生き残って、
まだ生きる意味を明確に持つ玲二が死んでしまうと言うギャップを強調するため
だったのかも知れませんが・・・(深読みしすぎかな?)
全体を通して年齢設定など若干納得いかない所もありましたが、2クール三部構成に
渡ってのしっかりとした物語を楽しませてもらいました。スタッフの方々にも感謝。
そして、せめて江漣には幸あらん事を・・・
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