ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第01話 「響ク音・払暁ノ街」
テレビ東京が作り手側の「熱」と「想い」を実現する新しいステージとして用意した
「アニメノチカラ」枠の第一弾「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の第1話。
第1話と第2話(1月11日放送)は26時からの放送です。(テレ東)
事前からキービジュアルのイラストとアニメの絵が全然違うとか、軍服着た「けいおん!(AA)」だとか
いろいろ言われていますが、先の読めないオリジナル展開とテレビ東京の力の入れようで期待は
膨らみます。
でも実はテレビ局がこう言って力を入れるのってあまり良い思い出がありません。
わざわざ事前に特報番組まで放映して始まったのに出来がイマイチだったり、
テーマが説教臭くてそもそも楽しめなかったりとかね・・・
「アニメノチカラ」も「未来に向けた新たな取り組み」とか書いてますが、
具体的にはどういうことなんだろう?
水準以上の質は確保するために制作スケジュールに余裕を持ち、テレビ局の出資を
制作会社を圧迫しないように確保するとかなんでしょうか?
それとも若手発掘のために採算よりも実験的な意味合いを強くするこ?
最近の原作付きじゃないとなかなかDVDが売れない状況にあえて逆らって
オリジナルに挑戦してみることでしょうか?
(もしかしたら発表会で説明しているかも知れませんが・・・)
フジテレビの「ノイタミナ」みたいに原作付き主体でもマイナス面はないと思いますがね。
むしろコンテンツを多角的に展開する事に肯定的ですし。
いずれにしても私が良く視聴する他のアニメと同じ深夜枠だし、ストーリーは
見てみないと始まんないという事で正座をして見てみます。ww
場面は戦場、母親とはぐれた幼い主人公「カナタ/空深 彼方(そらみかなた)」が
喇叭(らっぱ)手の女性軍人と出会うところから始まる。
時は過ぎて列車に揺られるカナタ。音楽を学びたいという理由で軍に志願した変わり者。
そしてオープニングの中でなにやらクジを引く女性軍人達。
オープニングの中でもストーリーとタイトルを埋め込むスタイルが定型になるんですかね?

さらに荒っぽい運転のサイドカーに揺られて配属された街の入り口に到着。
後はひとりで「時告砦(ときつげとりで)」に向かう事となる。
しかし街の中はお祭りムードで盛り上がっていた、カナタは気が多い性格なのか
アクセショップを覗いたりふらふらとしている。
そして一休みをしていると近寄ってきた女の子に突然水をかけられてしまう。
追い打ちをかけるように集まってきた人達にも派手な洗礼を受ける。
ここでようやく「ありがと」と言いながら水を掛け合う祭りだと状況を把握し
つい一緒に参加して楽しんでしまう。

水掛けが一段落し駆け寄ってきた女性「リオ/和宮 梨旺(かずみやりお)」に
叱られてしまうカナタ。しかし怒られるのもそこそこにクシャミをするカナタを
「ついてこい!」と強い口調ながらも案内してお風呂を貸してくれる。
なにやら気の良さそうなおばさんに修理が終わったとリオに鈴が渡される。
父からのプレゼントだと言うがリオにはあまり執着がないらしい。
そこに風呂から上がってきたカナタは鈴の音を聞いて「D♭(フラット)」と声をかける。
どうやら絶対音感の持ち主らしい。しかも音階だけではなく感性も高いみたい。
ベランダで鈴を渡されたカナタは突然現れたフクロウに鈴を奪われてしまい、
取り戻そうと身を乗り出すがリオに抱えて止められる。
「いいんだ、きっとこれでいいんだ・・・」
鈴を無くしたというのになにか吹っ切ったような態度をとるリオ。
アイキャッチがなぜか白旗・・・
用があると言ってリオが別れた後も失った鈴の事が気になるカナタ。
基地への到着時間も過ぎてしまった中で僅かに鳴った鈴の音を頼りに探す事を選択する。
リオの用とは祭りの山車の上から水を撒いたり昔話の寸劇をしたりする巫女的な役割らしい。

鈴の音を追って谷底までやってきたカナタはようやく崩れた道に落ちていた鈴を見つける。
意を決して崩れた部分を飛び越えようとしたが、足場が崩れて水の中に真っ逆さま。
そしてその水中で羽の生えた巨人の骨格を目撃する。
これって水掛け祭りの伝承に出ていた悪魔と同じだけど、空想上の伝説じゃなくて
少なくても昔は現存していたってこと?
水から上がったとはいえ自力で脱出する事が出来ないカナタは最後の力を使ってラッパを吹く。
そのラッパの音は祭りのトリを迎えていたリオ達の耳に届き、応答のラッパを返す。
自分の音が届いた事に安心したカナタは気を失ってしまう。

そして次にリオのかけ声によって目を覚ました時は部屋の中だった。
「時告砦、第1121小隊の駐屯地だ!」
そして暗い通路を上って出てきたのは塔の上。
昨日の失態を詫びるカナタをとりあえず赦し「無茶をするな」と諭すリオ。
「教えてやる、なぜこの砦が『時告砦』と呼ばれているか」
おもむろにリオはまだ薄暗い空に向かってトランペットを吹く。
そしてその音色に呼応するように空が明るくなり朝日が昇ってきて、街を照らす。

ここで初めて互いに自己紹介をするリオ、カナタを喇叭手として指導する立場になることという。
そしてさっそく起床ラッパをまかされるカナタ、街のみんなも苦笑する様なヘタッピ。
絶対音感はあっても演奏は初心者なのはどことなく「けいおん!」の唯とかぶってますね。
エンディング。今回は顔出し程度の砦の他のメンバー総出演。

次回 「初陣・椅子の話」(予告は公式HPのがフルバージョンでお奨め)
と、言うわけでカナタは仕草も可愛く(鼻水シーンがツボ)てなかなか好感の持てる
キャラだし、リオも見た目は厳しそうだけど優しい先輩っぽいですね。
あとはカットが少なかったので何とも言えないけど、穏和だけどちょっと腹黒そうな上司、
ツインテでツンデレっぽい女の子、長門or綾波タイプの女の子と良くありそうだけど
バラエティーに富んだキャラが揃ってそう。
そして金額がなぜか¥(円≠相場は1000倍くらい違うみたいだけど)だったり、キャラの
大半が日本人的な名前だったり、だけど風景やメカニックは100年くらい前のヨーロッパ
文化っぽくて、ちょっとだけ現れた戦車は近代兵器っぽい。そして巨大な悪魔の化石が
登場してファンタジーのような含みもある。
とにかく織り込まれているものは和洋折衷盛り沢山な感じ。
一番印象が強かったのが、背景美術がものすごく頑張っている事。
キャラデザは比較的シンプルだけど風景やメカは描き込まれてますね。
今後の展開が女子部隊内でキャピキャピなのか、人vs人の戦争の悲惨さに巻き込まれるのか、
悪魔との対決に流れていくのかも先がまったく読めない。キャピ部隊が軍によって復活された
巨大な悪魔(巨神兵ww)と蜘蛛の目戦車で闘うという展開もあり得るが。
だけど1クールでの放送(第1部と言う事かも知れないけど)なのは決まっているようなので
そんなにあちこちには向かえないはず(と、思う)。
とにかく第1話を見る限りは次回が楽しみと思えてます。
クオリティの維持と話が空中分解しないように期待。
アニメの後追いコミカライズってあまり成功した記憶がないんだけどどうでしょうね?
「アニメノチカラ」枠の第一弾「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の第1話。
第1話と第2話(1月11日放送)は26時からの放送です。(テレ東)
事前からキービジュアルのイラストとアニメの絵が全然違うとか、軍服着た「けいおん!(AA)」だとか
いろいろ言われていますが、先の読めないオリジナル展開とテレビ東京の力の入れようで期待は
膨らみます。
でも実はテレビ局がこう言って力を入れるのってあまり良い思い出がありません。
わざわざ事前に特報番組まで放映して始まったのに出来がイマイチだったり、
テーマが説教臭くてそもそも楽しめなかったりとかね・・・
「アニメノチカラ」も「未来に向けた新たな取り組み」とか書いてますが、
具体的にはどういうことなんだろう?
水準以上の質は確保するために制作スケジュールに余裕を持ち、テレビ局の出資を
制作会社を圧迫しないように確保するとかなんでしょうか?
それとも若手発掘のために採算よりも実験的な意味合いを強くするこ?
最近の原作付きじゃないとなかなかDVDが売れない状況にあえて逆らって
オリジナルに挑戦してみることでしょうか?
(もしかしたら発表会で説明しているかも知れませんが・・・)
フジテレビの「ノイタミナ」みたいに原作付き主体でもマイナス面はないと思いますがね。
むしろコンテンツを多角的に展開する事に肯定的ですし。
いずれにしても私が良く視聴する他のアニメと同じ深夜枠だし、ストーリーは
見てみないと始まんないという事で正座をして見てみます。ww
場面は戦場、母親とはぐれた幼い主人公「カナタ/空深 彼方(そらみかなた)」が
喇叭(らっぱ)手の女性軍人と出会うところから始まる。
時は過ぎて列車に揺られるカナタ。音楽を学びたいという理由で軍に志願した変わり者。
そしてオープニングの中でなにやらクジを引く女性軍人達。
オープニングの中でもストーリーとタイトルを埋め込むスタイルが定型になるんですかね?

さらに荒っぽい運転のサイドカーに揺られて配属された街の入り口に到着。
後はひとりで「時告砦(ときつげとりで)」に向かう事となる。
しかし街の中はお祭りムードで盛り上がっていた、カナタは気が多い性格なのか
アクセショップを覗いたりふらふらとしている。
そして一休みをしていると近寄ってきた女の子に突然水をかけられてしまう。
追い打ちをかけるように集まってきた人達にも派手な洗礼を受ける。
ここでようやく「ありがと」と言いながら水を掛け合う祭りだと状況を把握し
つい一緒に参加して楽しんでしまう。

水掛けが一段落し駆け寄ってきた女性「リオ/和宮 梨旺(かずみやりお)」に
叱られてしまうカナタ。しかし怒られるのもそこそこにクシャミをするカナタを
「ついてこい!」と強い口調ながらも案内してお風呂を貸してくれる。
なにやら気の良さそうなおばさんに修理が終わったとリオに鈴が渡される。
父からのプレゼントだと言うがリオにはあまり執着がないらしい。
そこに風呂から上がってきたカナタは鈴の音を聞いて「D♭(フラット)」と声をかける。
どうやら絶対音感の持ち主らしい。しかも音階だけではなく感性も高いみたい。
ベランダで鈴を渡されたカナタは突然現れたフクロウに鈴を奪われてしまい、
取り戻そうと身を乗り出すがリオに抱えて止められる。
「いいんだ、きっとこれでいいんだ・・・」
鈴を無くしたというのになにか吹っ切ったような態度をとるリオ。
アイキャッチがなぜか白旗・・・
用があると言ってリオが別れた後も失った鈴の事が気になるカナタ。
基地への到着時間も過ぎてしまった中で僅かに鳴った鈴の音を頼りに探す事を選択する。
リオの用とは祭りの山車の上から水を撒いたり昔話の寸劇をしたりする巫女的な役割らしい。

鈴の音を追って谷底までやってきたカナタはようやく崩れた道に落ちていた鈴を見つける。
意を決して崩れた部分を飛び越えようとしたが、足場が崩れて水の中に真っ逆さま。
そしてその水中で羽の生えた巨人の骨格を目撃する。
これって水掛け祭りの伝承に出ていた悪魔と同じだけど、空想上の伝説じゃなくて
少なくても昔は現存していたってこと?
水から上がったとはいえ自力で脱出する事が出来ないカナタは最後の力を使ってラッパを吹く。
そのラッパの音は祭りのトリを迎えていたリオ達の耳に届き、応答のラッパを返す。
自分の音が届いた事に安心したカナタは気を失ってしまう。

そして次にリオのかけ声によって目を覚ました時は部屋の中だった。
「時告砦、第1121小隊の駐屯地だ!」
そして暗い通路を上って出てきたのは塔の上。
昨日の失態を詫びるカナタをとりあえず赦し「無茶をするな」と諭すリオ。
「教えてやる、なぜこの砦が『時告砦』と呼ばれているか」
おもむろにリオはまだ薄暗い空に向かってトランペットを吹く。
そしてその音色に呼応するように空が明るくなり朝日が昇ってきて、街を照らす。

ここで初めて互いに自己紹介をするリオ、カナタを喇叭手として指導する立場になることという。
そしてさっそく起床ラッパをまかされるカナタ、街のみんなも苦笑する様なヘタッピ。
絶対音感はあっても演奏は初心者なのはどことなく「けいおん!」の唯とかぶってますね。
エンディング。今回は顔出し程度の砦の他のメンバー総出演。

次回 「初陣・椅子の話」(予告は公式HPのがフルバージョンでお奨め)
と、言うわけでカナタは仕草も可愛く(鼻水シーンがツボ)てなかなか好感の持てる
キャラだし、リオも見た目は厳しそうだけど優しい先輩っぽいですね。
あとはカットが少なかったので何とも言えないけど、穏和だけどちょっと腹黒そうな上司、
ツインテでツンデレっぽい女の子、長門or綾波タイプの女の子と良くありそうだけど
バラエティーに富んだキャラが揃ってそう。
そして金額がなぜか¥(円≠相場は1000倍くらい違うみたいだけど)だったり、キャラの
大半が日本人的な名前だったり、だけど風景やメカニックは100年くらい前のヨーロッパ
文化っぽくて、ちょっとだけ現れた戦車は近代兵器っぽい。そして巨大な悪魔の化石が
登場してファンタジーのような含みもある。
とにかく織り込まれているものは和洋折衷盛り沢山な感じ。
一番印象が強かったのが、背景美術がものすごく頑張っている事。
キャラデザは比較的シンプルだけど風景やメカは描き込まれてますね。
今後の展開が女子部隊内でキャピキャピなのか、人vs人の戦争の悲惨さに巻き込まれるのか、
悪魔との対決に流れていくのかも先がまったく読めない。キャピ部隊が軍によって復活された
巨大な悪魔(巨神兵ww)と蜘蛛の目戦車で闘うという展開もあり得るが。
だけど1クールでの放送(第1部と言う事かも知れないけど)なのは決まっているようなので
そんなにあちこちには向かえないはず(と、思う)。
とにかく第1話を見る限りは次回が楽しみと思えてます。
クオリティの維持と話が空中分解しないように期待。
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君に届け 第13話 「恋」
異性に対して今まで抱いた事のない感情、くるみの誘導もあったとはいえ爽子は
その確信を得るために龍と話してみる事となったアニメ「君に届け」の第13話。
そしてくるみ的には作戦の仕上げともいえる爽子と龍が仲良く話す現場を翔太に
目撃させるために体育準備室へやってきたが、翔太は突然飛び出して無言のまま
爽子の腕を取り龍の元からも立ち去る。
この行動に最も驚いたのは置き去りにされたくるみだった。

一方、いろいろな状況が飲み込めてきたあやねは以前爽子達に関する噂を流した張本人が
くるみだったのではないかと確信を持ち始めるが、さらなる確証を得るために動き出す。
って「なんか誤解されてんだろうな、龍と私、兄妹みたいなもんだからさ」
龍よ、近すぎる関係って難しいね。
強引に爽子を引っ張ってきた翔太は「ごめん、我慢できなかった、気になって」と
釈明をする。そして龍の事が好きなのか単刀直入に爽子に確認する。

手を引っ張ってもらっている間もドキドキして自分の気持ちを素直に照らしてみれば
翔太の事が好きになっていることが確信できた爽子は龍への気持ちが恋愛感情とは
違うものだと翔太に応える。
ガックリと緊張の糸が切れる翔太。
理性を失って自分勝手になってしまった姿に照れる翔太と、
「それでも、いいの」と受け入れる爽子。
そして翔太は「付き合ってみるって、どう思う?彼氏、彼女・・・」と
もう一歩踏み込んでみるが、流石に爽子にはキャパオーバーでした。
くるみの意図が理解できない千鶴に一生懸命説明するあやね。
そこに現れた龍が持っていた手紙からくるみに関する疑惑が確信に変わる。
そして再度のツメとして証拠を集めようとあやねが燃え上がる。

置き去りにされたくるみは翔太を待ち続けるが、そこに現れたのはピン先生だった。
多少の言葉のやり取りとしているうちにシナを作るくるみが自分に気があるのではないかと
とんでもない勘違いをするピン先生。そしてピン先生になぜか断られているところに
翔太が帰還。なんか勘違いされてくるみにとっては最悪の状況に。
「人を呪わば穴二つ(AA)」って奴ですね。ww
やっぱり今までの一連の流れだと「ざまぁ」と思ってしまう。
噂の元を調べるあやね達。そう簡単にたどり着ける訳もないがひょんなことから
「噂をした事がない」と言っていたくるみが噂に加担していた目撃談を得る。

「私、好きな人がいるんだよ」 自分に新しい感情が芽生えた事を友達である千鶴やあやねに
伝えたい気持ち、そういった気持ちをひとりの気持ちだけで完結させなくても良い喜びに
身もだえする爽子。
そしてその気持ちはくるみに対しても同じ。恋をする同志として伝えたいと考える。
実際には相手が同じだと、なかなかそんな事にはならないんだけどね・・・
しかし当のくるみは証拠固めをしたあやね達に詰め寄られていた。
しらばっくれても証拠とブラフで固めたあやねには通用しない。
龍のメモ用紙を見せても知らんぷりをするが、あやねに見透かされたように
「それで結局それうまくいったの?」と問われて明らかに表情を変える。
その現場に現れた爽子は、当然状況など読めるはずもなく・・・
「シメてんの、トイレの時の噂を流したのは、くるみよ。
あんたの事をあんなに苦しめたのは、くるみなのよ」
あやねの言葉に言葉を失う爽子・・・

次回 「くるみ」
年末年始を挟んで爽子と翔太の気持ちにもくるみに関しても一気に急展開。
タイトルからするとくるみの背景に関しては次回がより確信に踏み込むのでしょうかね?
そして以前のネタバレで爽子と翔太がお付き合いに至るまではもう少し
爽子の意識改革が必要っぽい。今後はその辺が中心になっていくのでしょうか。
DVDはアニメのなかではまずまずのセールスのようですね。
その確信を得るために龍と話してみる事となったアニメ「君に届け」の第13話。
そしてくるみ的には作戦の仕上げともいえる爽子と龍が仲良く話す現場を翔太に
目撃させるために体育準備室へやってきたが、翔太は突然飛び出して無言のまま
爽子の腕を取り龍の元からも立ち去る。
この行動に最も驚いたのは置き去りにされたくるみだった。

一方、いろいろな状況が飲み込めてきたあやねは以前爽子達に関する噂を流した張本人が
くるみだったのではないかと確信を持ち始めるが、さらなる確証を得るために動き出す。
って「なんか誤解されてんだろうな、龍と私、兄妹みたいなもんだからさ」
龍よ、近すぎる関係って難しいね。
強引に爽子を引っ張ってきた翔太は「ごめん、我慢できなかった、気になって」と
釈明をする。そして龍の事が好きなのか単刀直入に爽子に確認する。

手を引っ張ってもらっている間もドキドキして自分の気持ちを素直に照らしてみれば
翔太の事が好きになっていることが確信できた爽子は龍への気持ちが恋愛感情とは
違うものだと翔太に応える。
ガックリと緊張の糸が切れる翔太。
理性を失って自分勝手になってしまった姿に照れる翔太と、
「それでも、いいの」と受け入れる爽子。
そして翔太は「付き合ってみるって、どう思う?彼氏、彼女・・・」と
もう一歩踏み込んでみるが、流石に爽子にはキャパオーバーでした。
くるみの意図が理解できない千鶴に一生懸命説明するあやね。
そこに現れた龍が持っていた手紙からくるみに関する疑惑が確信に変わる。
そして再度のツメとして証拠を集めようとあやねが燃え上がる。

置き去りにされたくるみは翔太を待ち続けるが、そこに現れたのはピン先生だった。
多少の言葉のやり取りとしているうちにシナを作るくるみが自分に気があるのではないかと
とんでもない勘違いをするピン先生。そしてピン先生になぜか断られているところに
翔太が帰還。なんか勘違いされてくるみにとっては最悪の状況に。
「人を呪わば穴二つ(AA)」って奴ですね。ww
やっぱり今までの一連の流れだと「ざまぁ」と思ってしまう。
噂の元を調べるあやね達。そう簡単にたどり着ける訳もないがひょんなことから
「噂をした事がない」と言っていたくるみが噂に加担していた目撃談を得る。

「私、好きな人がいるんだよ」 自分に新しい感情が芽生えた事を友達である千鶴やあやねに
伝えたい気持ち、そういった気持ちをひとりの気持ちだけで完結させなくても良い喜びに
身もだえする爽子。
そしてその気持ちはくるみに対しても同じ。恋をする同志として伝えたいと考える。
実際には相手が同じだと、なかなかそんな事にはならないんだけどね・・・
しかし当のくるみは証拠固めをしたあやね達に詰め寄られていた。
しらばっくれても証拠とブラフで固めたあやねには通用しない。
龍のメモ用紙を見せても知らんぷりをするが、あやねに見透かされたように
「それで結局それうまくいったの?」と問われて明らかに表情を変える。
その現場に現れた爽子は、当然状況など読めるはずもなく・・・
「シメてんの、トイレの時の噂を流したのは、くるみよ。
あんたの事をあんなに苦しめたのは、くるみなのよ」
あやねの言葉に言葉を失う爽子・・・

次回 「くるみ」
年末年始を挟んで爽子と翔太の気持ちにもくるみに関しても一気に急展開。
タイトルからするとくるみの背景に関しては次回がより確信に踏み込むのでしょうかね?
そして以前のネタバレで爽子と翔太がお付き合いに至るまではもう少し
爽子の意識改革が必要っぽい。今後はその辺が中心になっていくのでしょうか。