いちばんうしろの大魔王 第09話 「とんだお見合い騒動」
長期休暇を利用した服部さんの里帰り「いちばんうしろの大魔王」の第9話。
教会にいた時から「神というシステム」に対する不信感を持つ阿九斗。
そうそうに教会を後にしたのはこういった出来事の積み重ねだったのだろうか?
ころねがセットアップしたお見合いについて父親に確認する絢子。
とにもかくにも伊賀の里に阿九斗を連れて行くことになってしまった訳だが
どうやって誘って良いものか途方に暮れる。でもこう言うのって見合いする相手が
誘うんじゃなくてセットアップしたころねが面倒見るモンじゃないの?
絢子が誘うのだと見合いどころかご両親へのご挨拶みたいだよな・・・
それでも肝心な部分をうやむやにしながら何とか阿九斗を誘う絢子。
成り行きでヒロシと監視役のころねも同行することとなる。

学院長と魔術情報室の人間が話しているところに偶然居合わせる阿九斗、
最近の魔獣騒動が自分の責任だと指摘される。
そして帰省の日、緊張がピークに達する絢子が「高度に政治的なこと」と
誤魔化した言葉に、先日の魔獣騒動の責任の話だと思った阿九斗は
「責任は取らなくちゃいけないと思って」と微妙に噛み合った回答をする。
伊賀の里に到着すると先ず出迎えたのは絢子の妹のゆう子、なんと前回登場の
アイドル星野ゆりこだった。阿九斗が彼氏かと聞いて照れる絢子になぜか
「やめた方が良いよ」と指摘。
屋敷に向かう途中、ヒロシに話しかけ阿九斗から魔獣の臭いがするというゆう子、
小さい頃に魔獣に噛まれその時に入り込んだマナのせいで魔獣が近づくと体が
異変を起こすと説明する。

「単刀直入に聞く、絢子のこと好きか?」と問う絢子パパに「はい、大好きです」と
即答する阿九斗。そのあとのやり取りも微妙に意図が異なるまま噛み合ってしまい
すっかり気に入られる。あとは飲めや歌えの祝宴。
阿九斗が誤解したまま話が進んでいるのではないかと改めて危惧する絢子は
阿九斗本人に「夫婦なら当然すること」を迫れば現状が確認できると考える。
そして念入りに身を清めて阿九斗の寝室を訪ねる絢子。
阿九斗の前で着物をはだけさせる絢子だが、阿九斗はその手を止めて「家のために
無理をしているのではないか?」と諭す。ここで結婚の話を切り出す絢子は自分の
説明不足を詫びるが阿九斗も「自分の配慮不足で、家の命令で結婚させられる」と
思い「最初から断るべきだった」と言いかける。
ここまで聞いて自分だけが勝手に盛り上がっていたと泣いて部屋を出る。
直後、事の成り行きを監視(覗き)していた伊賀衆に責め立てられる阿九斗は
屋外に出て森の中に逃げ込むが、追って来た伊賀衆から救ってくれたのは意外にも
照屋 栄子だった。照屋家に阿九斗を迎えるという栄子だが、過去の言動などから
阿九斗は栄子に対し「君は好きになれない」とはっきり断る。
そして怒る栄子は自分の父である司祭が諜報活動の一環として暗殺も行っており
今度はなぜかけーなが暗殺対象となっていると漏らす。
そのころ誕生日は阿九斗に一緒にいて欲しいと言いながらも、日付を言わなかった
ばかりに自分で自分を祝う誕生日を迎えていたけーな。そしてそんな一人でいる
けーなを監視する暗殺者達。

けーなが狙われていると聞いて魔王の力を発動する阿九斗、そこに現れて姉のことに
ついて責めるゆう子。その場を逃げ出した栄子と入れ替わるようにころねとヒロシも
現れて暗殺のことが事実であるようだと告げる。
転送を願う阿九斗に神の決定には逆らえないと逆に立ちはだかるころね。
そうして立ち往生している間にも誕生日を迎えたけーなに魔の手が迫る。
銃を構えるころねだったが突然その銃を捨てて阿九斗に近づき自分のスイッチに
手を誘導する。みずから阿九斗に道を譲ったことを演出する。
そして魔獣のマナが体内で活性化するゆう子から離れるべく自らの力で空間を開き
けーなの元へ急ぐ阿九斗だった。
いよいよピンチとなったけーなだが、助けたのは阿九斗ではなくあの内閣調査室の男
「大和 望一郎(やまとぼういちろう)」だった。
そして鳥の髪飾りを指して「私があげたもの」と言う。

遅れて現れた阿九斗に「神々の解放」を謳う望一郎は、けーなを「自動律」として
利用すると説明する。その野望に対し阿九斗が出した答えはけーなの自由を守ること。
魔王の力を再び解放した阿九斗は腕を切り落とされても即座に再生してみせる。
望一郎がさらなる攻撃を仕掛けようとした時に、けーなが阿九斗に抱き付いたことと
建物の外から不二子が連れてきた魔獣が現れたことで状況は一転する。

忌まわしい力を使ってでも「神が人の暗殺を命じる、そんな物語を僕は終わらせる!」と
宣言する阿九斗に「俺は知っている。魔王、君がこの世界を破滅させることを・・・」
次回 「阿九斗の帝都大戦争」
やっぱりアイドルの女の子は絢子の妹でした。ww
そして魔獣を操る方法を見つけたって自分のパンツで飼い慣らす不二子。
まあ実際の猛獣でも自分の臭いを憶えさせて飼い慣らすというのもあるしね・・・
けーなの一人の誕生日、ぱっと見は可哀想なんだけど事前に日にちを言わない意図が
よく分からないからあたりまえっちゃ当たり前だしなぁ・・・う~ん。
今回エロい部分は少なめで、物語自体がまっとうに盛り上がってきました。
神と言っても特定の勢力によって作られたシステムであって、都合の悪い存在を
暗殺といった暗躍する力で排除するような面もある。小さな頃からそのシステムに
対して懐疑的な阿九斗は魔王として覚醒して行くにつれシステムについても核心に
触れてより否定の気持ちを強くする。(暗殺についてはともかく、阿九斗だって
それが分かっているからシステムの頂点たる司祭になって自分の望むシステムに
作り替えようと考えていた訳だけどね)
望一郎がラスボスという感じでは無さそうだけど、阿九斗が魔王たる道を確定するまでと、
けーなと絢子との関係の決着あたりがこれからの盛り上がるポイントですかね?
教会にいた時から「神というシステム」に対する不信感を持つ阿九斗。
そうそうに教会を後にしたのはこういった出来事の積み重ねだったのだろうか?
ころねがセットアップしたお見合いについて父親に確認する絢子。
とにもかくにも伊賀の里に阿九斗を連れて行くことになってしまった訳だが
どうやって誘って良いものか途方に暮れる。でもこう言うのって見合いする相手が
誘うんじゃなくてセットアップしたころねが面倒見るモンじゃないの?
絢子が誘うのだと見合いどころかご両親へのご挨拶みたいだよな・・・
それでも肝心な部分をうやむやにしながら何とか阿九斗を誘う絢子。
成り行きでヒロシと監視役のころねも同行することとなる。

学院長と魔術情報室の人間が話しているところに偶然居合わせる阿九斗、
最近の魔獣騒動が自分の責任だと指摘される。
そして帰省の日、緊張がピークに達する絢子が「高度に政治的なこと」と
誤魔化した言葉に、先日の魔獣騒動の責任の話だと思った阿九斗は
「責任は取らなくちゃいけないと思って」と微妙に噛み合った回答をする。
伊賀の里に到着すると先ず出迎えたのは絢子の妹のゆう子、なんと前回登場の
アイドル星野ゆりこだった。阿九斗が彼氏かと聞いて照れる絢子になぜか
「やめた方が良いよ」と指摘。
屋敷に向かう途中、ヒロシに話しかけ阿九斗から魔獣の臭いがするというゆう子、
小さい頃に魔獣に噛まれその時に入り込んだマナのせいで魔獣が近づくと体が
異変を起こすと説明する。

「単刀直入に聞く、絢子のこと好きか?」と問う絢子パパに「はい、大好きです」と
即答する阿九斗。そのあとのやり取りも微妙に意図が異なるまま噛み合ってしまい
すっかり気に入られる。あとは飲めや歌えの祝宴。
阿九斗が誤解したまま話が進んでいるのではないかと改めて危惧する絢子は
阿九斗本人に「夫婦なら当然すること」を迫れば現状が確認できると考える。
そして念入りに身を清めて阿九斗の寝室を訪ねる絢子。
阿九斗の前で着物をはだけさせる絢子だが、阿九斗はその手を止めて「家のために
無理をしているのではないか?」と諭す。ここで結婚の話を切り出す絢子は自分の
説明不足を詫びるが阿九斗も「自分の配慮不足で、家の命令で結婚させられる」と
思い「最初から断るべきだった」と言いかける。
ここまで聞いて自分だけが勝手に盛り上がっていたと泣いて部屋を出る。
直後、事の成り行きを監視(覗き)していた伊賀衆に責め立てられる阿九斗は
屋外に出て森の中に逃げ込むが、追って来た伊賀衆から救ってくれたのは意外にも
照屋 栄子だった。照屋家に阿九斗を迎えるという栄子だが、過去の言動などから
阿九斗は栄子に対し「君は好きになれない」とはっきり断る。
そして怒る栄子は自分の父である司祭が諜報活動の一環として暗殺も行っており
今度はなぜかけーなが暗殺対象となっていると漏らす。
そのころ誕生日は阿九斗に一緒にいて欲しいと言いながらも、日付を言わなかった
ばかりに自分で自分を祝う誕生日を迎えていたけーな。そしてそんな一人でいる
けーなを監視する暗殺者達。

けーなが狙われていると聞いて魔王の力を発動する阿九斗、そこに現れて姉のことに
ついて責めるゆう子。その場を逃げ出した栄子と入れ替わるようにころねとヒロシも
現れて暗殺のことが事実であるようだと告げる。
転送を願う阿九斗に神の決定には逆らえないと逆に立ちはだかるころね。
そうして立ち往生している間にも誕生日を迎えたけーなに魔の手が迫る。
銃を構えるころねだったが突然その銃を捨てて阿九斗に近づき自分のスイッチに
手を誘導する。みずから阿九斗に道を譲ったことを演出する。
そして魔獣のマナが体内で活性化するゆう子から離れるべく自らの力で空間を開き
けーなの元へ急ぐ阿九斗だった。
いよいよピンチとなったけーなだが、助けたのは阿九斗ではなくあの内閣調査室の男
「大和 望一郎(やまとぼういちろう)」だった。
そして鳥の髪飾りを指して「私があげたもの」と言う。

遅れて現れた阿九斗に「神々の解放」を謳う望一郎は、けーなを「自動律」として
利用すると説明する。その野望に対し阿九斗が出した答えはけーなの自由を守ること。
魔王の力を再び解放した阿九斗は腕を切り落とされても即座に再生してみせる。
望一郎がさらなる攻撃を仕掛けようとした時に、けーなが阿九斗に抱き付いたことと
建物の外から不二子が連れてきた魔獣が現れたことで状況は一転する。

忌まわしい力を使ってでも「神が人の暗殺を命じる、そんな物語を僕は終わらせる!」と
宣言する阿九斗に「俺は知っている。魔王、君がこの世界を破滅させることを・・・」
次回 「阿九斗の帝都大戦争」
やっぱりアイドルの女の子は絢子の妹でした。ww
そして魔獣を操る方法を見つけたって自分のパンツで飼い慣らす不二子。
まあ実際の猛獣でも自分の臭いを憶えさせて飼い慣らすというのもあるしね・・・
けーなの一人の誕生日、ぱっと見は可哀想なんだけど事前に日にちを言わない意図が
よく分からないからあたりまえっちゃ当たり前だしなぁ・・・う~ん。
今回エロい部分は少なめで、物語自体がまっとうに盛り上がってきました。
神と言っても特定の勢力によって作られたシステムであって、都合の悪い存在を
暗殺といった暗躍する力で排除するような面もある。小さな頃からそのシステムに
対して懐疑的な阿九斗は魔王として覚醒して行くにつれシステムについても核心に
触れてより否定の気持ちを強くする。(暗殺についてはともかく、阿九斗だって
それが分かっているからシステムの頂点たる司祭になって自分の望むシステムに
作り替えようと考えていた訳だけどね)
望一郎がラスボスという感じでは無さそうだけど、阿九斗が魔王たる道を確定するまでと、
けーなと絢子との関係の決着あたりがこれからの盛り上がるポイントですかね?
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テーマ : いちばんうしろの大魔王
ジャンル : アニメ・コミック
Angel Beats! 第09話 「「In Your Memory」
壮絶な最期を迎えた天使救出作戦の後の「Angel Beats!」の第9話。
SSSがハーモニクスによって好戦的な天使達が待ち受けるギルドに潜入し、
多くの犠牲を払いながらもオリジナルの天使を救出できたかと思った瞬間、
異なる自我を持つ天使達を一手に受け入れることとなるオリジナル天使、奏。
昏睡状態となってしまったようだ。
自分の行動を悔いるゆりとその行動はリーダーとして正しかったと擁護する音無。

異常な事態にいろいろと考えを巡らすSSS。次に目覚めた天使はオリジナルなのか
それとも好戦的で冷徹な方なのか?
「数で言えば100:1ぐらいだぜ」
「割合で言えばもとのままで目覚める確立は約1%て事ね…」
100人も居なかったような気がするが・・・
竹山がパソコンに細工して能力封じするなどいろいろ対策は考えているが、
どれも時間稼ぎで決定打には欠ける。
その中で奏に付きっきりの音無。眠りの中で生前の電車事故の記憶が甦る。

音無を始めとする生存者達はトンネルの前後共に電車ごと瓦礫で閉じ込められてしまう。
医者を目指していた音無は最初に声をかけた五十嵐と共に経験を活かし応急処置を施す。
そして状況の確認、食料や水の確保など献身的に動く。
しかしそんな音無も腹部にダメージを受けていた。
二日目、三日目と小競り合いや息絶える人なども出てくる。
目の前の人を救えなかった事で自分の無力さに苛まれる音無。
七日目となり動くことも出来なくなってきた生存者達の中で、音無は最後の力を
振り絞って保険証の臓器提供欄に丸を付けサインを書き入れる。
その姿を見ていた五十嵐も同様に自分の保険証に記入を始める。
そして「生きていた意味が作れる・・・」という五十嵐の言葉に周りの人たちも
同じように保険証を取り出して記入を始め出す。

その様子を見ていた五十嵐が音無に声をかけるが音無からは返事はない。
そしてその直後に光が差す。救助の手がようやく届いた。
しかし音無はその光を見ることはなかったが・・・
そこで目が覚める音無が光の中で見たのは目を覚ました奏だった。
「壮絶な戦いだった・・・、あなたと約束した私が目覚めたのは奇跡だったてこと」
夢の中で自分の記憶が戻り、自分の最後にドナーとして誰かに何かを残せたことを
信じていると告白する音無。
そんな音無に「その誰かはありがとう一生思い続けるわね」と言い
「結弦、もう思い残すことはない?」と問いかける。
自分の一生も悪くなかったと思い返す音無だが、SSSの仲間と一緒にいたいと思う一方で
自分と同じように新しい人生も悪くないと気付かせてあげたいという気持ちも湧いた。
そんな音無の気持ちに「でしょ?」と同意する奏。

ここで初めて奏の行動の意味に気付く音無。
そして不器用な奏とゆり達の空回りな関係を認識する。
さらにこの世界が「青春時代をまともに過ごせなかった人たち」の集まりだと聞く。
奏の行動の意図を知りSSSの事も知る音無に協力を求める奏。
ゆりの過去のことも聞いている音無は若干の躊躇はするが奏の申し出を受け入れる。
そして音無の作戦で奏は身の潔白を証して生徒会長に復帰する。
テストを妨害したSSSの参加者は「反省文」となる。
奏はここ数日の記憶を無くしてSSSとの関係を元の木阿弥にしたことになったらしい。
SSSメンバーの過去を知るために奏に脅威として存在して貰う事にしたのだった。

「また一人にしてしまうけど、ゴメン。でも、すべてが終わったら・・・」
「・・・終わったら?その時、俺たちはどうなるんだろう?」
役割とゴールは見つけたがゴールの先に何があるのか?新たな疑問を持つ音無。
次回 「Goodbye Days」
とりあえずは音無と仲の良い奏ちゃんのままで復活して良かった。
光を背負ってうなずく奏ちゃんはマジ天使。ww (クリックでもう少し大きく)



この世界に来た時に記憶が無いと言っていたので電車の事故で即死かと思ったら、
あの後も生存していたんですね。内臓も損傷を受け憔悴して死んだ場合に臓器提供が
出来るのかはかなり疑問な気もしますが、生存者達に献身的に尽くして最後にドナー
登録までする音無の行為は少なくとも生き残った人たちに何かを残せたから十分だと思います。
しかし、ゆりにしても日向にしても直井にしても酷い経験があったことは説明されたけど
死に方には触れられてません。それぞれに更なる悲劇があったのか、あるいは音無のように
なんらかの光明が見えたのを忘れているのか微妙ですね。
多くは前者だと思うけど悲劇があって絶望したけど老衰まで生きていたと言うのも変だしな。
これから音無の成仏クエストが始まるといった感じですが、これは1クールに収まるのか?
まさかメンバーの大半は駆け足で成仏させてゆりの成仏で最終回とか?
分割2クールの(期待半分の)噂もちらほらありますが。
そして冒頭から反省文を書いている時に至ってもゆりの視線が今ひとつ定まってないのが
気になります。奏を危機的な状況にした負い目があったとしても、それ以上に天使が
生徒会長に返り咲いたとしても神に繋がらないと知ってしまったために目的意識を
失ったままなんでしょうかね?
SSSがハーモニクスによって好戦的な天使達が待ち受けるギルドに潜入し、
多くの犠牲を払いながらもオリジナルの天使を救出できたかと思った瞬間、
異なる自我を持つ天使達を一手に受け入れることとなるオリジナル天使、奏。
昏睡状態となってしまったようだ。
自分の行動を悔いるゆりとその行動はリーダーとして正しかったと擁護する音無。

異常な事態にいろいろと考えを巡らすSSS。次に目覚めた天使はオリジナルなのか
それとも好戦的で冷徹な方なのか?
「数で言えば100:1ぐらいだぜ」
「割合で言えばもとのままで目覚める確立は約1%て事ね…」
100人も居なかったような気がするが・・・
竹山がパソコンに細工して能力封じするなどいろいろ対策は考えているが、
どれも時間稼ぎで決定打には欠ける。
その中で奏に付きっきりの音無。眠りの中で生前の電車事故の記憶が甦る。

音無を始めとする生存者達はトンネルの前後共に電車ごと瓦礫で閉じ込められてしまう。
医者を目指していた音無は最初に声をかけた五十嵐と共に経験を活かし応急処置を施す。
そして状況の確認、食料や水の確保など献身的に動く。
しかしそんな音無も腹部にダメージを受けていた。
二日目、三日目と小競り合いや息絶える人なども出てくる。
目の前の人を救えなかった事で自分の無力さに苛まれる音無。
七日目となり動くことも出来なくなってきた生存者達の中で、音無は最後の力を
振り絞って保険証の臓器提供欄に丸を付けサインを書き入れる。
その姿を見ていた五十嵐も同様に自分の保険証に記入を始める。
そして「生きていた意味が作れる・・・」という五十嵐の言葉に周りの人たちも
同じように保険証を取り出して記入を始め出す。

その様子を見ていた五十嵐が音無に声をかけるが音無からは返事はない。
そしてその直後に光が差す。救助の手がようやく届いた。
しかし音無はその光を見ることはなかったが・・・
そこで目が覚める音無が光の中で見たのは目を覚ました奏だった。
「壮絶な戦いだった・・・、あなたと約束した私が目覚めたのは奇跡だったてこと」
夢の中で自分の記憶が戻り、自分の最後にドナーとして誰かに何かを残せたことを
信じていると告白する音無。
そんな音無に「その誰かはありがとう一生思い続けるわね」と言い
「結弦、もう思い残すことはない?」と問いかける。
自分の一生も悪くなかったと思い返す音無だが、SSSの仲間と一緒にいたいと思う一方で
自分と同じように新しい人生も悪くないと気付かせてあげたいという気持ちも湧いた。
そんな音無の気持ちに「でしょ?」と同意する奏。

ここで初めて奏の行動の意味に気付く音無。
そして不器用な奏とゆり達の空回りな関係を認識する。
さらにこの世界が「青春時代をまともに過ごせなかった人たち」の集まりだと聞く。
奏の行動の意図を知りSSSの事も知る音無に協力を求める奏。
ゆりの過去のことも聞いている音無は若干の躊躇はするが奏の申し出を受け入れる。
そして音無の作戦で奏は身の潔白を証して生徒会長に復帰する。
テストを妨害したSSSの参加者は「反省文」となる。
奏はここ数日の記憶を無くしてSSSとの関係を元の木阿弥にしたことになったらしい。
SSSメンバーの過去を知るために奏に脅威として存在して貰う事にしたのだった。

「また一人にしてしまうけど、ゴメン。でも、すべてが終わったら・・・」
「・・・終わったら?その時、俺たちはどうなるんだろう?」
役割とゴールは見つけたがゴールの先に何があるのか?新たな疑問を持つ音無。
次回 「Goodbye Days」
とりあえずは音無と仲の良い奏ちゃんのままで復活して良かった。
光を背負ってうなずく奏ちゃんはマジ天使。ww (クリックでもう少し大きく)



この世界に来た時に記憶が無いと言っていたので電車の事故で即死かと思ったら、
あの後も生存していたんですね。内臓も損傷を受け憔悴して死んだ場合に臓器提供が
出来るのかはかなり疑問な気もしますが、生存者達に献身的に尽くして最後にドナー
登録までする音無の行為は少なくとも生き残った人たちに何かを残せたから十分だと思います。
しかし、ゆりにしても日向にしても直井にしても酷い経験があったことは説明されたけど
死に方には触れられてません。それぞれに更なる悲劇があったのか、あるいは音無のように
なんらかの光明が見えたのを忘れているのか微妙ですね。
多くは前者だと思うけど悲劇があって絶望したけど老衰まで生きていたと言うのも変だしな。
これから音無の成仏クエストが始まるといった感じですが、これは1クールに収まるのか?
まさかメンバーの大半は駆け足で成仏させてゆりの成仏で最終回とか?
分割2クールの(期待半分の)噂もちらほらありますが。
そして冒頭から反省文を書いている時に至ってもゆりの視線が今ひとつ定まってないのが
気になります。奏を危機的な状況にした負い目があったとしても、それ以上に天使が
生徒会長に返り咲いたとしても神に繋がらないと知ってしまったために目的意識を
失ったままなんでしょうかね?
テーマ : Angel Beats!
ジャンル : アニメ・コミック