HIGH RESOLUTION FESTIVALに行ってきた
今週は展示会ウィークだったその2。
3月11~13日まで開催中の「HIGH RESOLUTION FESTIVAL」に行ってきた。
場所は都内でも屈指のお洒落タウンの表参道。普段ならまず近付かない場所。w
地下鉄出口すぐのお洒落ビルを入り3Fに上がると小ブースを構えた数社の展示が。
正直言って音楽だけを集中して聞くというのはあまりしない方。
車で流し運転をしているときとか仕事でどうしても集中したいときとかいずれにしても
BGM的な域を出ない。後者にしてもノイズキャンセリングヘッドホンで外部ノイズを
押さえ込むことが主眼。
家では「ながら」でも基本はテレビだしあえてヘッドホンをするというと映画などを
見るときにサラウンドでガンガンと聞きたいという映像+音という利用法。
それでもAV関連ネタは好きだし高価なヘッドホンやアンプに触る機会ということで
お洒落タウンに乗り込んでいったという訳です。
先に書いたテレビの8K(4K)やHDRに対してオーディオのハイレゾは
既にかなりの市民権を得ている気がする。
オーディオ機材って高いのはいくらでも高いのがあるけど数万円からの投資で
ある一定の水準の環境を得られるようになっていると感じた。
試聴用に置いてあるハイレゾ対応というヘッドホン達も三万円前後からと
この手のものとしては入手しやすい価格帯。
(※注、自宅で使っているNCやサラウンド・ヘッドホンもこれくらいの価格だし)
個人的にはaudio-Technicaのが装着感、音質共に好みでした。
アンプなどもバリエーションが多い。
その中でビックリしたのが付録にバランス対応のアンプ基板が付くという雑誌。
実際にはアンプICはアンバランスでバランス用は自分で別購入する必要が
あるとか端子用基板は次号の付録、ケースは自作か対応品を購入と
すべてを揃えると2~3万円という事になると思われる。
それでもコンパクト設計でアナログ部分が非常に少ないことで品質的な
弱点はほとんど見受けられない事を考えると素晴らしい出来。
もちろん他の完成品のアンプ達も高水準なものばかり。
音量を少々上げ下げしてみても破綻が全く無い。
あとはソニーが展示していたレコードからハイレゾデータを起こすターンテーブル。
最近またアナログレコードが見なおされてきているけど、そうでなくても昔ながらの
コレクションを持っているという人は少なくないはず。
もし出るなら国内価格で10万円は超えないという話でぶっちゃけUSBでWAVに
起こすだけなら1万円ちょいの製品だってあるけど、ハイレゾ対応っていう点と
レコードって回転の安定性とか極めてアナログの部分の作り込みもダイレクトに
反映されるから価格相応の作り込みがされていると思えば相応でしょう。
それほど広くはなかったのと早い時間でまだ人がまばらだっために
しゃべり込んだりしても展示部分の見学は一時間とかからず終了。
そして別のフロアで開かれているトークイベント会場へ移動。
入ったのは現在放送中のアニメ「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」の
オープニングテーマを担当されている「岸田教団&THE明星ロケッツ」の岸田氏。
非常に濃いオーディオマニアということでのゲストとなったらしい。
まずは岸田氏も興味津々だったもの凄くお値段の高いスピーカーで
「GATE II ~世界を超えて~(AA)」のハイレゾ再生。
近いけどかなり偏った位置に座っていたのにちゃんと立体感があって不思議。
聞き慣れてないけど良いスピーカってやっぱりそういうもんなのかな?
そしてトーク開始。
かなり濃いお話で「???」な部分も多かったけどちょっと面白かったのが
楽曲によってはハイレゾよりもCD音質の方が向いているいう話。
いくつかの簡単な表現としては「CD(44.1)は四角なのにハイレゾ(96/24)は丸」とか
「CD(44.1)の方がパンチが効く」という言葉。
面白いなと思いながらいろいろと自分なりに考えてみると例えばいくらデータが
デジタルでも耳に入る段階では必ずアナログとなる。
DACがデータを電圧に変換する過程でハイレゾであっても階段状の波形を
作ろうとする訳だけど瞬間的に垂直的に上下する所と平坦な部分が出来る。
電圧が垂直に大きく変化するとき特性によるけどエッジが立ったり逆に丸まったりして
ひずみやノイズを発生する。
サンプリングレートが高いと結果的に一回々々変化量が少なくなるためそういった
アナログ的な変化も少なくなって連続性が強まると「丸く」感じるのかなぁ・・・とか。
(※注、勝手な想像です)
必ずしもハイレゾがCD音質よりベストではないという話や展示に参加している
ソ○ーをディスっちゃたりに司会の方もちょっと困った展開もありましたが
制作話なんかもノリも良くて面白いトークセッションでした。
「DigiFi」でアンプ基板が付録になるのはNo.22号とのこと。
3月11~13日まで開催中の「HIGH RESOLUTION FESTIVAL」に行ってきた。
場所は都内でも屈指のお洒落タウンの表参道。普段ならまず近付かない場所。w
地下鉄出口すぐのお洒落ビルを入り3Fに上がると小ブースを構えた数社の展示が。
正直言って音楽だけを集中して聞くというのはあまりしない方。
車で流し運転をしているときとか仕事でどうしても集中したいときとかいずれにしても
BGM的な域を出ない。後者にしてもノイズキャンセリングヘッドホンで外部ノイズを
押さえ込むことが主眼。
家では「ながら」でも基本はテレビだしあえてヘッドホンをするというと映画などを
見るときにサラウンドでガンガンと聞きたいという映像+音という利用法。
それでもAV関連ネタは好きだし高価なヘッドホンやアンプに触る機会ということで
お洒落タウンに乗り込んでいったという訳です。
先に書いたテレビの8K(4K)やHDRに対してオーディオのハイレゾは
既にかなりの市民権を得ている気がする。
オーディオ機材って高いのはいくらでも高いのがあるけど数万円からの投資で
ある一定の水準の環境を得られるようになっていると感じた。
試聴用に置いてあるハイレゾ対応というヘッドホン達も三万円前後からと
この手のものとしては入手しやすい価格帯。
(※注、自宅で使っているNCやサラウンド・ヘッドホンもこれくらいの価格だし)
個人的にはaudio-Technicaのが装着感、音質共に好みでした。
アンプなどもバリエーションが多い。
その中でビックリしたのが付録にバランス対応のアンプ基板が付くという雑誌。
実際にはアンプICはアンバランスでバランス用は自分で別購入する必要が
あるとか端子用基板は次号の付録、ケースは自作か対応品を購入と
すべてを揃えると2~3万円という事になると思われる。
それでもコンパクト設計でアナログ部分が非常に少ないことで品質的な
弱点はほとんど見受けられない事を考えると素晴らしい出来。
もちろん他の完成品のアンプ達も高水準なものばかり。
音量を少々上げ下げしてみても破綻が全く無い。
あとはソニーが展示していたレコードからハイレゾデータを起こすターンテーブル。
最近またアナログレコードが見なおされてきているけど、そうでなくても昔ながらの
コレクションを持っているという人は少なくないはず。
もし出るなら国内価格で10万円は超えないという話でぶっちゃけUSBでWAVに
起こすだけなら1万円ちょいの製品だってあるけど、ハイレゾ対応っていう点と
レコードって回転の安定性とか極めてアナログの部分の作り込みもダイレクトに
反映されるから価格相応の作り込みがされていると思えば相応でしょう。
それほど広くはなかったのと早い時間でまだ人がまばらだっために
しゃべり込んだりしても展示部分の見学は一時間とかからず終了。
そして別のフロアで開かれているトークイベント会場へ移動。
入ったのは現在放送中のアニメ「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」の
オープニングテーマを担当されている「岸田教団&THE明星ロケッツ」の岸田氏。
非常に濃いオーディオマニアということでのゲストとなったらしい。
まずは岸田氏も興味津々だったもの凄くお値段の高いスピーカーで
「GATE II ~世界を超えて~(AA)」のハイレゾ再生。
近いけどかなり偏った位置に座っていたのにちゃんと立体感があって不思議。
聞き慣れてないけど良いスピーカってやっぱりそういうもんなのかな?
そしてトーク開始。
かなり濃いお話で「???」な部分も多かったけどちょっと面白かったのが
楽曲によってはハイレゾよりもCD音質の方が向いているいう話。
いくつかの簡単な表現としては「CD(44.1)は四角なのにハイレゾ(96/24)は丸」とか
「CD(44.1)の方がパンチが効く」という言葉。
面白いなと思いながらいろいろと自分なりに考えてみると例えばいくらデータが
デジタルでも耳に入る段階では必ずアナログとなる。
DACがデータを電圧に変換する過程でハイレゾであっても階段状の波形を
作ろうとする訳だけど瞬間的に垂直的に上下する所と平坦な部分が出来る。
電圧が垂直に大きく変化するとき特性によるけどエッジが立ったり逆に丸まったりして
ひずみやノイズを発生する。
サンプリングレートが高いと結果的に一回々々変化量が少なくなるためそういった
アナログ的な変化も少なくなって連続性が強まると「丸く」感じるのかなぁ・・・とか。
(※注、勝手な想像です)
必ずしもハイレゾがCD音質よりベストではないという話や展示に参加している
ソ○ーをディスっちゃたりに司会の方もちょっと困った展開もありましたが
制作話なんかもノリも良くて面白いトークセッションでした。
スポンサーサイト
日本テレビ デジテク2016に行ってきた
今週は展示会ウィークだったその1。
3月8~9日に公開されていた日本テレビの技術展覧会「デジテク2016」に行ってきた。
場所は汐留の日本テレビタワー2Fということなんだけど広い玄関フロアの端っこに
あまり目立たない受付カウンターがあるだけだったのでちょっと焦った・・・
名刺を二枚差し出して一枚は控え、一枚は名札フォルダーへ入れて奥へ。
まず迎えてくれたのは8K対応のアストロデザインとシャープの大型モニター。
コンテンツはなんと「笑点」でちゃんと8Kで撮影されていることに触れている。
あまり動きのないコンテンツなのでセットの傷などディテールがよく見える。
さらに実際のサイズよりも大きく写る顔や手の甲を見るとシワや血管が目立つ。w
後ろでは今後のテレビのトレンドである解像度と並ぶ色再現性を主体としたHDR展示。
従来のHDと比較して4KHDR映像をいくつか特性違いのモニター数台と共に
比較用に並べていた。
半透明のトタン屋根の作業部屋の中で作業する職人さんの映像などがループ。
HDでは途端から漏れる日差しの明るさの沈みと藍染めの布や染料の暗部が
潰れてしまうのが、HDRでは明るい白と染料の紺色を見事に表現。
風景もどんよりとした雲のある空の映像に青空がのぞく状態を従来は
ほぼグレーで塗りつぶされているのをHDRでは青色を見せていた。
あとは意図したものという訳ではないらしいが黒いステージで黒い着物をした
侍さんのチャンバラ。きちんと明度を判別できる。
HDRであればHD解像度でも色再現性に関してはメリットは大きい。
奥に進むとデータ放送連携関係。
ハイブリッドキャストなどは既に他の展示会でも見ていたが面白いのはテレビに
備わったデータ放送やハイブリッドキャスト、動画再生のCPUパワーをクラウドで
分散演算するためのリソースとする出展。
昔、PS3でタンパク質解析などをしていたアレをテレビでやってしまおうというもの。
PS3ほどとまではいわなくても昨今のテレビのマイコンの能力と圧倒的な
稼働台数で莫大な計算リソースを得ようということで大変面白い。
けど・・・PS3はユーザーが意図してアプリを立ち上げる事で「利用される」ことを
「認証」していた訳だけど、テレビなど家電のリソース(電力など含む)を勝手に
使われる訳には行かない。
その辺をどうやって同意を得ていくのかとか運用面は大変そう。
もちろん出展者も理解の上。
データ放送で許可を得るスタイルにするのかポイント還元などで案内するか?
でもそもそも多くのテレビ視聴者がそんな認証プロセスを踏むのか疑問だけど・・・
次は未来のテレビ視聴環境とPepperのいるリビング環境。w
そしてHulu関連の紹介。
出口近くに向かうと、リアルタイム字幕挿入システム。
現在のリアルタイム挿入システムでは専用のオペレーターが短縮入力に
対応した特別なキーボードを使いテキストを打ち込んでいる。
つまり特殊技能を持った職人さんが必要となるのだが人数も限られる。
一方で展示されていたのは専任の読み上げ担当者が反復した音声を
テキストに起こしてひな形を作る。それを文節単位で分解して三人で誤字や
同音異義語等の修正を行う。結果を再び合成して字幕データに重畳する。
全文起こしの必要がない上に負荷を複数人で分散できるためにオペレーターの
専門スキルは通常のタイピング能力+αくらいに軽減する。
またキーボードなども一般的なものとなり機材コストも下がるというメリットがある。
同じ開発会社のものでCM字幕チェックというのもやっていた。
でもCM字幕自体ほとんどない(週数本)というレベルで失笑。
もちろんこれから増えていくというのが前提だけど。
個人的にとても面白かったのが乾電池の餞別システム。
マイクなど小型装置に大量の単三電池を消費するテレビ局。
それを自動的に残量チェックして四段階に振り分けるアイデア装置。
放送機材は優良なもの、社内のマウスなどは残量が残り少ないものをと
破棄レベルに至るまで使い尽くすことの出来るエコ&コストダウンを実現。
箱に放り投げておくだけで電池を整列させてくれる自動送りもあるとのこと。
最後は距離センサと連携した撮影や360度カメラによる撮影でのVR。
ヘッドギアが必要だとかスマホ連携が必要とか必ずともテレビ放送で
そのまま表現出来るものではないけど、テレビ局がテレビ演出以外の
方向性を模索しているという感じ。
たとえば先日行われた東京都民マラソンで折り返し地点に360度カメラを
設置してVRで見ることが出来ていたわけど、実際の放送って基本的には
リアルタイムでトップランナーや注目選手を追っている。
じゃあ視聴者がそのVR映像を見ようとすると一時的にリアルタイムからは
外れなければならない。
テレビ番組としてそれがOKなのか?って事なんですよね。
ネットで別にサービスすることは可能で、そういったコンテンツサービスも
並行して行くのが今後のテレビ局のあり方なのかも。
何年か前に来た時は子供とかも居て一般的な展示だったような気がするけど
名刺が必要など少なくともターゲットを大人に絞り込んだ様子で展示内容も
イメージよりも技術的な方向性が高かったような気がする。
反面、視聴者にはまだ遠いなという印象も。
8KはもとよりHDRにしてもまだまだテレビが出はじめたばかり。
それ以前にHDRコンテンツの制作も限定的で配信はもっと未知数。
PC等でネット動画を見ている層ならその辺はアバウトに受け取れるけど
テレビ視聴者はHDRコンテンツが放送されていきなり再生できないとか
色違いになってしまうではシャレにならない。
またまたニワトリとタマゴ的な感じになってしまうんですけどね・・・・
8KもHDRも本当に素晴らしいんですよ、すべてが余すことなく整えば。
3月8~9日に公開されていた日本テレビの技術展覧会「デジテク2016」に行ってきた。
場所は汐留の日本テレビタワー2Fということなんだけど広い玄関フロアの端っこに
あまり目立たない受付カウンターがあるだけだったのでちょっと焦った・・・
名刺を二枚差し出して一枚は控え、一枚は名札フォルダーへ入れて奥へ。
まず迎えてくれたのは8K対応のアストロデザインとシャープの大型モニター。
コンテンツはなんと「笑点」でちゃんと8Kで撮影されていることに触れている。
あまり動きのないコンテンツなのでセットの傷などディテールがよく見える。
さらに実際のサイズよりも大きく写る顔や手の甲を見るとシワや血管が目立つ。w
後ろでは今後のテレビのトレンドである解像度と並ぶ色再現性を主体としたHDR展示。
従来のHDと比較して4KHDR映像をいくつか特性違いのモニター数台と共に
比較用に並べていた。
半透明のトタン屋根の作業部屋の中で作業する職人さんの映像などがループ。
HDでは途端から漏れる日差しの明るさの沈みと藍染めの布や染料の暗部が
潰れてしまうのが、HDRでは明るい白と染料の紺色を見事に表現。
風景もどんよりとした雲のある空の映像に青空がのぞく状態を従来は
ほぼグレーで塗りつぶされているのをHDRでは青色を見せていた。
あとは意図したものという訳ではないらしいが黒いステージで黒い着物をした
侍さんのチャンバラ。きちんと明度を判別できる。
HDRであればHD解像度でも色再現性に関してはメリットは大きい。
奥に進むとデータ放送連携関係。
ハイブリッドキャストなどは既に他の展示会でも見ていたが面白いのはテレビに
備わったデータ放送やハイブリッドキャスト、動画再生のCPUパワーをクラウドで
分散演算するためのリソースとする出展。
昔、PS3でタンパク質解析などをしていたアレをテレビでやってしまおうというもの。
PS3ほどとまではいわなくても昨今のテレビのマイコンの能力と圧倒的な
稼働台数で莫大な計算リソースを得ようということで大変面白い。
けど・・・PS3はユーザーが意図してアプリを立ち上げる事で「利用される」ことを
「認証」していた訳だけど、テレビなど家電のリソース(電力など含む)を勝手に
使われる訳には行かない。
その辺をどうやって同意を得ていくのかとか運用面は大変そう。
もちろん出展者も理解の上。
データ放送で許可を得るスタイルにするのかポイント還元などで案内するか?
でもそもそも多くのテレビ視聴者がそんな認証プロセスを踏むのか疑問だけど・・・
次は未来のテレビ視聴環境とPepperのいるリビング環境。w
そしてHulu関連の紹介。
出口近くに向かうと、リアルタイム字幕挿入システム。
現在のリアルタイム挿入システムでは専用のオペレーターが短縮入力に
対応した特別なキーボードを使いテキストを打ち込んでいる。
つまり特殊技能を持った職人さんが必要となるのだが人数も限られる。
一方で展示されていたのは専任の読み上げ担当者が反復した音声を
テキストに起こしてひな形を作る。それを文節単位で分解して三人で誤字や
同音異義語等の修正を行う。結果を再び合成して字幕データに重畳する。
全文起こしの必要がない上に負荷を複数人で分散できるためにオペレーターの
専門スキルは通常のタイピング能力+αくらいに軽減する。
またキーボードなども一般的なものとなり機材コストも下がるというメリットがある。
同じ開発会社のものでCM字幕チェックというのもやっていた。
でもCM字幕自体ほとんどない(週数本)というレベルで失笑。
もちろんこれから増えていくというのが前提だけど。
個人的にとても面白かったのが乾電池の餞別システム。
マイクなど小型装置に大量の単三電池を消費するテレビ局。
それを自動的に残量チェックして四段階に振り分けるアイデア装置。
放送機材は優良なもの、社内のマウスなどは残量が残り少ないものをと
破棄レベルに至るまで使い尽くすことの出来るエコ&コストダウンを実現。
箱に放り投げておくだけで電池を整列させてくれる自動送りもあるとのこと。
最後は距離センサと連携した撮影や360度カメラによる撮影でのVR。
ヘッドギアが必要だとかスマホ連携が必要とか必ずともテレビ放送で
そのまま表現出来るものではないけど、テレビ局がテレビ演出以外の
方向性を模索しているという感じ。
たとえば先日行われた東京都民マラソンで折り返し地点に360度カメラを
設置してVRで見ることが出来ていたわけど、実際の放送って基本的には
リアルタイムでトップランナーや注目選手を追っている。
じゃあ視聴者がそのVR映像を見ようとすると一時的にリアルタイムからは
外れなければならない。
テレビ番組としてそれがOKなのか?って事なんですよね。
ネットで別にサービスすることは可能で、そういったコンテンツサービスも
並行して行くのが今後のテレビ局のあり方なのかも。
何年か前に来た時は子供とかも居て一般的な展示だったような気がするけど
名刺が必要など少なくともターゲットを大人に絞り込んだ様子で展示内容も
イメージよりも技術的な方向性が高かったような気がする。
反面、視聴者にはまだ遠いなという印象も。
8KはもとよりHDRにしてもまだまだテレビが出はじめたばかり。
それ以前にHDRコンテンツの制作も限定的で配信はもっと未知数。
PC等でネット動画を見ている層ならその辺はアバウトに受け取れるけど
テレビ視聴者はHDRコンテンツが放送されていきなり再生できないとか
色違いになってしまうではシャレにならない。
またまたニワトリとタマゴ的な感じになってしまうんですけどね・・・・
8KもHDRも本当に素晴らしいんですよ、すべてが余すことなく整えば。