ゆる本 blog えむえむっ！第02話「似たものどうしのディスタンス」

えむえむっ！第02話「似たものどうしのディスタンス」

ドＭを治療、「えむえむっ！」第2話。

「苦痛も味わい続ければ飽きるはずなのに・・・」
これは正直間違っている。刺激は与えてもより上のものを求めるようになるだけ。

治療を受けていた太郎の雄叫びを聞いて「第二ボランティア部」の室内に入って来た
嵐子は、責め苦にテンションＭＡＸの太郎に飛びかかられるが強烈なパンチで撃退。

帰りの電車のホームで嵐子を見かける太郎。嵐子は太郎のＭ性を目覚めさせた本人。
しかし嵐子はなぜか電車を見送ってしまう。気分悪そうに座り込んでいた嵐子に
やむなく声をかける太郎だったが、嵐子が激しく自分を拒否していた理由を知る。
嵐子は男性恐怖症で男に触られると「殴られる前に殴ってしまう」と言う。
先制攻撃するという点では「WORKING!! 7(AA)」の伊波ちゃんと同じ。
話だけ聞くと殴られている方にとっては「無茶苦茶ですがな！」とも言いたくなる。
しかしやっぱり伊波ちゃんと同じで本人は悪いと思っているらしい。

彼女を送る太郎。そんな太郎に嵐子は「太郎って呼んで良い？」と聞く。
昔飼っていた犬と同じ名前で犬と思って呼べば少しは恐怖が緩和すると思うからだった。
「ビシッと一言！」と犬のように嵐子に接する太郎。Ｍ男に取ってはこれとない名誉。ww

太郎の「やってもた」的な自戒をよそに、そんな太郎の態度がけっこうウケて
素敵な笑顔を見せる嵐子。さらに別れ際にツンデレ的なお願いの仕方で中間テストの
勉強を見て欲しいと太郎に願い出る。男の自分が相手だと集中できないんじゃないかと
少々考え込むが他に適した人もいないし願いを聞くことにする太郎。

しかし勉強のために第二ボランティア部に現れたのは太郎だけではなかった。
女装をした辰吉（成績が良い）をヘルプに連れ込む太郎。
最初は面食らう嵐子だったが女装した辰吉の美しさに意外と平気に。
キレイな女装ならＯＫというところも伊波ちゃんと同じ。ww

嵐子やみちる先生に「カワイイ！」と誉められて豹変する辰吉。
高飛車になった上に美緒に対して自分が一番の美しさだと主張。
美緒の無いチチをワシ掴み。これで美緒と辰吉の険悪な雰囲気は確定。ww

それでもどうにかこうにか勉強は順調に進み、テストも無事終了した。
勉強を教えてもらって相手に好印象を持つのも伊波ちゃんと一緒。

テスト期間が明けて動物園にみんなを誘うみちる先生。超食い付いたのは嵐子。

そして当日、やや遅れて到着した太郎とさらにちょっと遅れてやって来た嵐子。

しかし他のメンバーはこれは「治療の一環」として二人だけにしてすっぽかす。
（実際には遠くから観測中）

そのまま二人だけでデート的に動物園を回ることとなり、それなりに順調に。
太郎は犬だと切り替えている嵐子も警戒を解きつつあった。
そして以前、太郎を殴ったことを「勘違いだった」と謝ったところで、子供に
ぶつかられた弾みで太郎に接触。やっぱり直接接触は耐え難くアッパー。
倒された太郎は飼育員のお姉さんに踏まれてＭが発動。
この衝動は見張っていた美緒が上手く止める。

このあとは特に問題もなく夕方まで動物を堪能する嵐子。
この動物園が思い出の場所だと語る嵐子。昔家族三人で来たことがあり
再び来ようと約束していたが両親の離婚のためにそれは叶わぬ事となった。
さらに男性恐怖症の理由に触れる太郎に、嵐子は過去の切っ掛けを話し始める。
モテ系先輩と成り行きで付き合い始めて無理矢理キスされそうになったのを
拒んだら、キレられて殴られるところで終わる記憶。

女を殴る最低の男に激しく怒りの感情を湧きたてる太郎。
伊波ちゃんと違って過去が暗い。

最後に太郎も嵐子のメル友となって終わりかと思いきや、嵐子の友人らしき少女が登場。

次回「君のためのドッグファイト」
嵐子のトラウマ相手が登場？そして最後の美少女はどう絡んでくる？

嵐子回ということで太郎との関係が緩和するお話。
「気持ち悪い」から一気に「デレ」まで変化したと言っても良い。
両親の離婚や男嫌いの原因などちょいと暗い話も。でも回想で先輩に
殴られそうになった後、実はしこたま殴り返していたというオチもありそう。
伊波ちゃんと一緒でパンチ力がハンパ無いし、先制攻撃思考もトラウマだけが
原因とは思えない。過去の友人も出てきたし次回は回収する話になるかな。

そして単なる女装趣味だけかと思ったらスイッチが入ると高飛車になるという
追加設定の辰吉。こうでないと女装で話に絡みそうにないもんなぁ・・・