学戦都市アスタリスク #23 「孤毒の魔女」

ユリスの意思の根底にあるもの。 「学戦都市アスタリスク」の第23話。

凱旋帰国したユリス達は夜会で襲われる。その後処理としてリーゼルタニア
国王である兄にヨルベルトはクローディアが主となって犯人の背景など報告する。
その後、綾斗とユリスの二人だけ残されて話が続く。
一つは綾斗にユリスとの婚約を勧める話、鳳凰星武祭で注目を浴びたユリスには
希望しない相手が押しつけられる可能性が出てくるという。その前に少しでも
気の合う綾斗と結婚してしまえばということだった。
当然、すぐに応じることの出来る問題ではなくユリスの気持ちなども踏まえて
余地は残すように答えをはぐらかす綾斗。
もうひとつはユリスへ獅鷲星武祭を辞退するようにと要望。
ユリスがこれ以上人気が出てしまうと無能で傀儡であるだけで統合企業財体に
国王としての立場を許されている自分の立場を揺らがすことになるからと言う。
すぐに断って退席するユリス。

残った綾斗が話を確認するとリスが今以上に影響力を持ち統合企業財体に
飼われる立場となることで貧民のためを思う事とのジレンマに苦しめられることを
避けるための兄心でもあった。
一応、綾斗に説得するように頼むが綾斗も拒否、甘んじて受け入れるヨルベルト。

綾斗はユリスを追って孤児院に。
孤児院の主であるシスターに挨拶をするため部屋に入るとユリスと
旧友の若いシスター達も集まってきて話に花が咲く。
若いシスター達が去ってから改めてフローラの件で礼をする老シスター。
そして温室が好きだった女の子の話となるとユリスは席を立ってしまう。

孤児院のお金の心配はなくなったとは言え国の貧富の差などの状況は
ユリスにとって救うべく対象となっている。それが獅鷲星武祭での願い。

そんな憂鬱な話をするユリスの目の前を一人の美少女が乗ったリムジンが
通り過ぎる。すぐに彼女を追いかけるユリス。

積もる雪ノ下でなぜか腐っている土の異臭。
ユリスは彼女を見つけると「久しぶりだな、オーフェリア」と声をかける。
かつて孤児院の温室で花を愛でていた少女「オーフェリア・ランドルーフェン」。
「あれ程言ったのに、もうかかわらないでって」。
ユリスとの再会は彼女にとって好ましいものでは無い様子。

それは彼女を取り戻そうとするユリスとは相まみえない感情。
力尽くでと攻撃を始めるユリスをオーフェリアは半ば返り討ちにする。

ユリスを庇う綾斗も一戦交えることとなり彼女の毒に動きを封じられる。
が、そこに昨日の老紳士が現れて暗殺の報酬のために割りこむ。
さらにオーフェリアにはディレクからの連絡が入って老紳士に場を譲る。

ユリスを抱え満身創痍の綾斗は一匹は倒すことに成功するが、もう一匹に
ついに追い詰められてしまう。

そこに現れたクローディア、プロの暗殺者である老紳士も引き際はわきまえて
危機は回避される。しかし力尽きてしまう綾斗・・・

次回 最終話 「再会」
「勝者はもちろん私！」って・・・ないな・・・w

ユリスが第１話から持っていたハンカチを送った主がここで登場。
しかし彼女はディレクの監視下でユリスをも凌ぐ力の持ち主となっていた。

さらに思惑は色々あれど獅鷲星武祭の出場をめぐってクローディアや
ユリスに対して圧力がかかってきている。ユリスの兄からのお願いは
ともかくクリアは出来るのか？

三期フラグをバシバシ立てながら二期は次回で終了。