IntelとNEC、スパコン技術の共同開発に合意
「IntelとNEC、スパコン技術の共同開発に合意 (PC Watch)」
事業仕分けで削減対象となった次世代スーパーコンピュータ計画から先だって離脱した
NECがIntelと技術提携して共同開発することに合意しました。
先日の「事業仕分け、次世代スーパーコンピューター予算削減対象に」の後だから余計に注目。
もともと次世代スパコンでもNECはベクトル系を担当、富士通がSPARC64チップで
スカラ系を担当する割り当てでした。
NECにとってはサンマイクロシステムズがオラクルに買収され(る?)見通しが読みにくい
SPARC系よりも、AMDのOptironと共に確実にHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)に
力を付けつつあるインテルのXeonを組み合わせた方が自社スパコン「SXシリーズ」の
将来性や営業的なメリットも大きいと考えたのでしょうね。
NECはサーバー向けXeon用チップセットを作っている数少ないメーカーですし。
ちなみに現行のスカラ系CPUの参考スペックは
XeonやOpteronが2.5GHz前後の6~8コアで10~12GFLOPS、
SPARC64 VIIIfxが8コアで128GFLOPS、
PowerXCell8iが2.8GHzのPPU+SPUx8で90GFLOPSくらい。
もともとの得手不得手があって倍精度演算の弱かったXeonなどが次世代に
新命令AVXによって強化されると差は相当縮まると予想されてます。
またGPUを流用するタイプだとAMDのCypressやnVidiaのFermiは概ね2~3TFLOPS。
これらは計算に特化した並列化を実現しているのでイメージとしてはベクトル系に近く、
汎用CPUより遥かに数値が良いのはしょうがない。
昨今のスパコンでは1PFLOPS超えが最低ライン、次世代を謳うなら10PFLOPSが
目標値となるで専用設計、汎用CPU、GPUなどメーカーやアーキティクチャがバトル
ロワイヤルを繰り広げる事になり今回のような提携話もさらに増えるかも知れませんね。
※ FLOPS=1秒間に処理できる倍精度演算回数。
1PFLOPS=1000TFLOPS、1TFLOPS=1000GFLOPS。1GFLOPSで10億回。
事業仕分けで削減対象となった次世代スーパーコンピュータ計画から先だって離脱した
NECがIntelと技術提携して共同開発することに合意しました。
先日の「事業仕分け、次世代スーパーコンピューター予算削減対象に」の後だから余計に注目。
もともと次世代スパコンでもNECはベクトル系を担当、富士通がSPARC64チップで
スカラ系を担当する割り当てでした。
NECにとってはサンマイクロシステムズがオラクルに買収され(る?)見通しが読みにくい
SPARC系よりも、AMDのOptironと共に確実にHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)に
力を付けつつあるインテルのXeonを組み合わせた方が自社スパコン「SXシリーズ」の
将来性や営業的なメリットも大きいと考えたのでしょうね。
NECはサーバー向けXeon用チップセットを作っている数少ないメーカーですし。
ちなみに現行のスカラ系CPUの参考スペックは
XeonやOpteronが2.5GHz前後の6~8コアで10~12GFLOPS、
SPARC64 VIIIfxが8コアで128GFLOPS、
PowerXCell8iが2.8GHzのPPU+SPUx8で90GFLOPSくらい。
もともとの得手不得手があって倍精度演算の弱かったXeonなどが次世代に
新命令AVXによって強化されると差は相当縮まると予想されてます。
またGPUを流用するタイプだとAMDのCypressやnVidiaのFermiは概ね2~3TFLOPS。
これらは計算に特化した並列化を実現しているのでイメージとしてはベクトル系に近く、
汎用CPUより遥かに数値が良いのはしょうがない。
昨今のスパコンでは1PFLOPS超えが最低ライン、次世代を謳うなら10PFLOPSが
目標値となるで専用設計、汎用CPU、GPUなどメーカーやアーキティクチャがバトル
ロワイヤルを繰り広げる事になり今回のような提携話もさらに増えるかも知れませんね。
※ FLOPS=1秒間に処理できる倍精度演算回数。
1PFLOPS=1000TFLOPS、1TFLOPS=1000GFLOPS。1GFLOPSで10億回。
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